パパイヤの至宝、ハワイ島の「カボホ・ソロ」
パパイヤは亜熱帯、熱帯地方であれば、ほとんど世界中で穫れますが、形、大きさ、味はさまざまです。その中にあって、パパイヤの至宝とも言うべき品種が、ハワイ島のカポホ地区周辺でのみ、すくすく育つカポホソロです。果実はテーブル・フルーツとして最適な350~700グラム位に育ち、果肉は黄色で、甘く、まったりとした食感が特徴です。島の反対側に植えてもうまく育たないのは、土壌が違うためという説が有力です。カポホ地区はキラウエア火山の麓にあり、ミネラル豊富な若い火山岩に覆われています。土というよりも石ころの間にパパイヤが林立している様は, 訪れる人を驚かせます。果肉の色が赤橙色でジューシーな「サンライズ・ソロ」パパイヤは、カポホ・ソロほど土壌を選びませんが、ハワイ大学の研究,交配によって生まれたもので、やはりハワイが本家です。


パパイヤの栄養成分
パパイヤは「メディカルフルーツ」とも呼ばれるほど栄養豊富なフルーツです。ハワイでは古くから朝食用フルーツとして利用されており、近年ではがんの予防効果についても研究が進められています。
ビタミンC | 酸っぱくないフルーツなのに「ビタミンC」が豊富に含まれています。 パパイヤ約200gで1日に必要なビタミンC(100mg)が摂取できます。 |
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ビタミンA | 体内で必要に応じてビタミンAに変るβークリプトキサンチンとβ-カロテンが含まれています。 なかでも抗酸化力の強いβ-クリプトキサンチンが多く含まれています。 |
ビタミンE | 含有量は多くはありませんが、ビタミンC、β-クリプトキサンチン、β-カロテンとともに「抗酸化ビタミン」と呼ばれ、合わせて摂取することでより効果的となります |
パパイン | タンパク質分解酵素「パパイン」が含まれています。肉や魚の消化を助けるため、食後のデザートに最適です。 |
ベンジルイソチオシアネート | わさび等に含まれる辛味成分の仲間の物質です。肝臓の解毒酵素の働きをよくすると言われています。 |
カロリーも低いことからダイエットにも適したフルーツです。
食べ頃と食べ方
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