タイ産マンゴー

とろける甘さが自慢。人気上昇中

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タイのマンゴーは1987年に蒸熱処理を条件にナンカンワン種が輸入解禁され 1993年にはナンドクマイ種など3品種が追加解禁されました。 フルーツ王国タイでは、実に多くの種類のマンゴーが栽培、消費されており、タイの人々は、グリーンでカリカリの時に塩、砂糖、唐辛子をつけて食べるキオサワイというマンゴーも大好きです。一方、輸出に適したマンゴーの絞込みに手間取り、2005年になってようやくナンドクマイ(水密の意)が輸出の花形の座を決定的にしました。ゴールデン・ナンドクマイという新品種や、袋がけの技術、病気の管理など農家の努力が奏功したとも言えます。このタイ特産のマンゴーは色も黄色でフィリピン・マンゴーとよく似ていますが、一回り大きく、先がより尖っています。何よりの特徴は名前の通り、とろけるような甘さであり人気急上昇中です。肉厚なため、現地のレストランでは片身を 蒲鉾のように切って供してくれます。2008年からは皮が赤く色づくマハチャノックという品種も解禁になりました。
当社は解禁当時から、タイ最大のコングロマリット,C.P.グループと合弁会社を つくり輸出に取り組んでいます。

栄養成分

可食部100gあたり栄養分

品名 マンゴー
(未熟果)
マンゴー
(追熟途上)
マンゴー
(完熟)
マンゴスチン ポメロ
エネルギー Kcal 60 69 62 76 39
水分 g 82.9 81.1 82.6 79.2 88.9
タンパク質 0.6 0.4 0.6 0.5 0.7
脂質 0.4 0.6 0.3 0 0.3
炭水化物 15.3 17.5 15.9 18.4 9.5
粗繊維 0.4 0.2 0.5 0.3 0.4
食物繊維 - - - 1.7 -
- - - 0.2 -
エネルギー Kcal 60 69 62 76 39
カルシウム mg 10 10 10 11 27
りん 15 15 15 17 22
0.2 0.3 0.3 0.9 0.5
ビタミンA IU 183 392 3133 - 50
チアミン mg 0.06 0.06 0.06 0.09 0.05
リポフラビン 0.05 0.05 0.05 0.06 0.02
ナイアシン 0.6 0.6 0.6 0.1 0.3
ビタミンC 62 48 36 0 53

食べごろと食べ方・保存方法

タイマンゴーはその他の産地からのマンゴーと異なり、日本へ到着してすぐにおいしく食べられることが特徴です。当社では農園でしっかり甘みが乗るまで樹上で熟させたフルーツを慌てずじっくり見極めて収穫し、パッキング工場でも細やかな温度管理により熟度をコントロールしたマンゴーを出荷しているため、日本へ到着してすぐにおいしく食べることができます。また、工場に到着したマンゴーの成分を分析し、品質の良い農園からだけ入荷しています。
保管する場合は冷蔵庫に入れてください。ただしマンゴーはほかのフルーツと同様時期が過ぎると味が落ちてしまいますので、できるだけお早めにお召し上がりください。

カットマンゴー  

タイマンゴー日本への旅

品種

タイでは約60種類のマンゴーが栽培されていますが、2010年現在日本向けに解禁されているのは5品種で、特にナンドクマイ種とマハチャノ種がその中心です。
ナンドクマイ種
マハチャノ種
 

産地

タイ全土でマンゴーが栽培されていますが、商業ベースでの栽培は灌漑や肥料、果実への袋掛け、農薬管理など高い技術が必要です。また以前は7月から9月は収穫のオフシーズンとして輸出が途切れていましたが、篤農家の努力により現在では通年日本へおいしいタイマンゴーを輸出することが可能となりました。
そのとびっきりの甘さで人気の高いナンドクマイ種は、開花から110日で収穫期を迎えます。
ナンドクマイ種
マハチャノ種
 

日本への出荷

当社では1987年の解禁初年度から蒸熱処理施設を設置し、2005年から本格的にタイマンゴーの出荷に取り組んでいます。首都バンコックから車で約2時間のチョンブリにある当社蒸熱処理・パッキング工場では、農場で収穫されたマンゴーが厳しく選別され、丁寧に箱詰めされて出荷されます。工場は東南アジアでも屈指の国際線ハブ空港であるスワンナプーム国際空港から日本へダイレクトに空輸されます。また、近年では収穫のピークシーズンである3月~5月に船便による出荷も年々増加させています。
農場
出荷
 

Tantalizing sweetness, gaining popularity rapidly

Among Thai mangoes, only Nang kang wan variety was permitted to export to Japan in 1987 on the condition of VHT, but shortly after three other verities including Nang Doc Mai were allowed to export.
"Fruit Kingdom Thailand" is producing a plenty verities of mango and Thai people are enjoying them even at their green stage for its crispy touch of mouth. Instead, they had hard time in narrowing down to the variety most suitable to export.
But in 2005 Nang Doc Mai variety finally established the position of the best variety for export.
In addition to the natural super sweetness, growers efforts such as improving variety and bagging technique contributed to successful export.
This Thai mango resembles to Philippine mango in yellow color and shape.
But it is larger in size and more pointy in shape.
Above all, no other mangoes in the world can beat it in sweetness, which is the reason for gaining popularity rapidly.
We have been handling Thai fruits through the joint venture with C.P. group, the largest conglomerate in Thailand since 1993.